佑樹君のバジル、見たかった

昨日をもって今年の新国立劇場バレエ研修所は冬休みに入り、私の仕事の一つはなんとなく区切りがついた。

 

これから暫しの間は自身のスタジオに関することとやり残した雑事を少しづつ整理していくだけなので気持ちに余裕が出てきた。

 

そこで、かなり時間が過ぎてしまったが皆様に嬉しいお知らせをしたい。

 

小倉佐知子バレエスタジオ出身で現在「スロヴァキア国立劇場バレエ団」ソリストの上中佑樹君が、同バレエ団公演「ドン・キホーテ」(11/23)で主役のバジルに抜擢されて見事に成功を収めた。

 

しかも相手役のキトリは昨年入籍された彼の奥様の赤塚えりかさんで、ご夫婦カップルでの成功とあらば本人とそのご家族、そして私たち関係者の喜びはひとしおである。

「佑樹君、ヤッタネ、本当におめでとう!駆けつけて観れなかったのは残念。でも貴方のバジルの踊りっぷりは目に浮かびます」

 

彼の姉の穂香さんも私のスタジオでの講師をつとめてくれながら、牧阿佐美バレエ団に於いても大いに活躍しており、今年のバレエ団定期公演「くるみ割り人形」第2幕では”中国の踊り”をとてもチャーミングにかつシャープに踊って好評を博した。

 

私のスタジオを古巣としてダンサーとして飛び立ち、日本で、しいては世界で羽ばたいてくれていることはバレエの指導者としては、指導者冥利に尽きる。

 

1年の終わりでの佑樹の吉報・・・・

きっと来年にも更なる吉報が待ち受けていることを信じてこれからも私は仕事に邁進していくつもりだ。