名前はリボン(その2)

私の名前はリボン

 

私の飼い主の孫娘が名付け親らしい

 

9月16日、飼い主と孫娘が私の生まれたペットショップに来て私を狭いゲージに入れて藤沢市の彼等の自宅まで連れていった

 

私にとっては生まれて初めての外出で、どこに連れて行かれるのかも分からなくてとっても不安だった

 

ようやく家に到着して狭いゲージから出されて一安心したものの・・・ここはどこ?

 

見回してみれば怪訝そうに私を見ている4つの目に出くわし、一瞬焦ったけどお構いなしに挨拶に走り寄ってみた

 

雄のマルチは私を宇宙人とでも間違えたのか男のくせにいそいそと逃げ回り、猫のミーコ様の側に行けば威嚇の声と供に猫パンチを食らって流石の私も思わず ”キャン  キャン 助けて!”

 

すぐさま飼い主に抱かれて「可哀想に・・・気が付かつかなくてごめん!」

「ミーちゃん、小さい子なんだから優しくしてね」とミーコ様に頼んでくれたけどミーコ様は知らんぷり

 

時折、孫娘とその弟がやってくると迷惑なほどにお相手してくれるので私も嬉しくなってついついはしゃぎすぎて疲れてしまう

 

この家にきて今日で1ヶ月と10日になり、私も此処が自分の ”終の住処” なんだと認識してきた

 

当初はミーコ様とマルチ君にはなかなか歓迎してもらえなかった私だけど、最近になってようやく側にいっても怒られたり逃げられたりはしなくなってきた

 

家族の皆が私を可愛がってくれるし、慣れてくれば此処はなかなか良さそうだ

 

オシッコに関しては私は未だ幼少につきトイレだけではなくあちこちで用を足してしまう

そのたびに飼い主にも他の皆にも文句を言われるので困っているが私だって努力くらいはしているのだから分かって欲しい

 

最後に、私はもう既におやつをもらうときはチャンと ”おすわり” が出来るんです

 

すごいでしょ!!