ロシアでの5日間(その3)

6月18日はボリショイ劇場にてのリハーサルの日

 

ボリショイ劇場の中は迷路そのもので、慣れてない者は一人では何処にも行くことが出来ない程広い

 

案内のために付いてきてくれたYさんも1度か2度は来ていたが覚えることも出来ず、生徒達一行の居る場所にたどり着けずにウロウロすること30分

 

もしかすると出会うことが出来ないのか?・・と不安が募る・・

 

偶然、一行の居場所を知っているスタッフに出会うことが出来、エレベータを2つも乗り換えて案内された

 

劇場内のレストランで遅めのランチの最中だった研修生達に出会えた時には思わず

「あー良かった!やっと遭えたわね」との大声に他の皆さん達の注目を浴びてしまう(恥ずかしい!)

 

ステージは15度の傾斜と聞いていたが、実際に見たときにはそれほどでもなくまずは一安心だったが・・

 

しかし、リハーサル室の方はしっかりと傾斜していて指揮者立ち会いのリハーサルでは日本勢のみならずデンマークも韓国も客演のダンサー達は皆苦戦していた

 

初めてのボリショイ劇場内での緊張に加え慣れないデンマークスタイルのハードなクラスレッスン、長旅の疲れも手伝って研修生達の脚は柔軟性を欠き、怪我が心配された

 

しかし誰一人脚の不調を訴える者もなく無事にリハーサルは終了し、生徒達は明日のGP・本番に備え早めにホテルへと引き上げていった

 

牧先生とN主監・私はワガノワバレエアカデミーの校長であるツイスカリーゼ氏の歓迎食事会に出席し、各参加国ごとの情報交換とロシア料理と思いきや美味しいフランス料理を堪能させていただいた

 

和気藹々とした食事会はのんびりと長く続き、解散してホテルに帰り着いた時には23時近くを回っていた

 

私は疲れを感じる間も無く入浴、日本の家族と先生方との近況報告のメール、翌日のための支度等を手早く済ませて就寝についた

 

さあ、明日はいよいよ運命の日

・・・神様、どうぞ何事も無く皆が上手に踊れて作品が成功しますように・・・

 

*写真左は劇場内をウロウロと迷いながらもとある通路で展示されてた写真と共に

*写真中央はリハーサ室に一番乗りしたときに思わず真ん中でポーズ!

*写真右はボリショイ劇場の豪華絢爛な客席 (1700席)