ロシアでの5日間(その1)

<ワガノワ記念・ロシア ・バレエ・アカデミー280周年記念ガラ・コンサート>にワガノワの

ツイスかリーゼ校長より新国立劇場バレエ研修所が招待されました

 

招待に応え作品を携えて”ガラコンサート”に参加するにあたり、私は研修所の主任講師として研修生

10名・バレエ団員2名とに同行する形にてロシアはモスクワに5日間滞在し、語り尽くせない程の濃密な

時間を過ごしてきたのでこの場を借りて皆様に報告をさせていただきます

 

 

私は私を含めた牧先生と研修所の主監である永田さんの3名による<グループC>のメンバーとして5日間の殆どを牧先生と一緒に行動させていただいた

 

研修生と事務方の一行は私達<グループC>より1日遅れのフライトで17日の夕方に到着することから、私達は17日には作品リハーサルに関わる予定は無い代わりに、昼間はロシア在住のバレエ教師のYさんに案内されて<ダンチェンコ記念国立モスクワ音楽劇場バレエ団>を訪問し、アルカージ・ニコライエフ先生によるバレエ団の男性クラスを見学した

 

この劇場はモスクワではボリショイ劇場に次ぐハイレベルの劇場で歴史も古いく、劇場内に入るには必ずパスポートを提示し、事前に入館の許可が出ているかを厳重にたしかめらる

 

案内されてスタジオに足を踏み入れると思ったより広くないスペースに185㎝以上の男性ダンサー12名ほどに4名の女性ダンサーが加わっての16名が各々にウォーミングアップをしていた

牧先生に気づかれたクラス担当のニコライエフ先生は嬉しそうに牧先生と挨拶のハグをした後、永田さん、私とも握手を交わしてくださった。

 

185㎝~190㎝の男性ばかり12名のレッスンは迫力がある上に女性とは違う魅力ある容姿の方ばかりでバーレッスンが終わる頃にはカヴァータイツを取り外し、素足にショートパンツだけの姿になっていった

 

脚を上げたり跳んだり着地するごとに素脚となった脚は、正しい使い方を証明するかのような筋肉の動きを鮮明に見せてくれるので、私は嬉しくなり思わず口元を緩めながらあっという間の1時間のレッスンを堪能させて貰った

 

ニコライエフ先生のレッスン内容も私にとっては大いに勉強になった

 

その後、すぐ隣に設置されていた圧倒的な広さのスタジオに案内されて素敵な創作の作品リハーサルを見学させていただいた後、一旦ホテルへ引き返して少しの間身体を休めること2時間余り

 

夕方からは以前から予定されていた在ロシア日本国大使館の大使よりのご招待を受けてディナーに列席するべく、再び出向いてくれたYさんと私達を含む4名は少しおめかしをして指定された<ボリショイ劇場>に隣接している ”レストラン”BORSHOI” に向かった 

 

ディナーでのお話を含めて、ボリショイ劇場での事は(その2)以降でご報告します