水漏れの恐怖(その1)

ことの始まりは12日(月)の夜からだった。

 

私がジュニア科のリハーサルのために3階の自宅から降りてきたとき(写真左)青いバケツの下段付近に水溜まりを見つけた。

 

・・何だろう?・・と不信に思いながら自宅の雑巾をもってきて拭きながら臭いを嗅いでみると無臭だった。

 

不信感は拭い去ったわけではないものの透明な無臭の水だったことに愚かにも安心してしまい、そのままスタジオに入りリハーサルに加わった後、終了した頃にはそのことはすっかり忘れてしまって誰にも言わずに就寝したのだが・・・

翌朝、大変な事態を目にすることとなった。

 

自宅の玄関付近にいてもポタポタと水漏れの音が耳に入るほど大量の雨だれのような水だれが落ちて衣裳部屋とその外側の床は水だらけ。

 

慌てて階下のピアノ室を見に行けば案の定ここは何故か上階よりも更に酷く、床はジャブジャブと大がかりな水たまりとなっており、上を見ればポタポタに留まらず壁の数カ所をタラタラと水が伝わり落ちてきているではありませんか!  大パニックでした。

 

水漏れの数箇所にバケツを置き雑巾にフェイスタオル、バスタオルと果てはテーブルクロスまで持ち込んで水を拭き取り、<絞っては棄て>を繰り返してとりあえずは攻防体制を整えたものの、不安は広がるばかり。

 

主人はすぐに24時間対応の水事故関連業者と、以前にも水関係の工事を依頼した業者に連絡を取り付けて、同日の夜には業者が来訪してあれこれ検査してくれた。

 

しかしこの時点では原因は分からないままで、とりあえずは浴室・洗面を使用禁止と告げらたうえ水漏れも止まること無くここから丸2日間の我が家の水難苦難が始まったのだった。