ミーコの気持ちと私の気持ち

我が家のペットたちの中では最長老のミーコはまもなく17歳になる

 

ここ何年もの間は私の寝室が同時に彼女の住まいでもあった

 

寝室のドアは殆ど開け放してあり、ドアの代わりにはカーテンを設置してあるのでミーコは出入り自由なのである

 

寝室と居間の境目にはフェンスが立てかけてあるので、犬達は入ることができなくともミーコは歳にもめげずに易々と飛び越える

 

ところが最近ミーコの行動に変化がおきた

 

朝、私が目覚める頃にはミーコはベッドにはおらずリビングの食卓の私専用の椅子で寝ていて、そしてほぼ1日中居座り、ごくたまに主人の方の椅子に気分転換のように移っては毛繕いに精を出しているのだ

 

お陰で私はというと食事の際にはミーコが私の椅子の3分の2は独占しているために居候のような気分で僅かに空いているスペースに申し訳無さそうにお尻を置いて食事する毎日が続いている

 

私が就寝するころになると、のそっと寝室までもどってきては言い訳がましくニャーニャーと鳴くので私が「分かったわよ、ミーコ、おいで・・」と言えば、当たり前のように音もなくベットに飛び乗って私に擦りより、満足そうに喉を鳴らすのだ

 

マイペースの権化ともいえるミーコなのだが愛おしさは日増しに増すばかり

 

私は時々ミーコの耳元で囁く

  「綺麗で美人のミーコちゃん、20歳までは頑張って生きてね」・・・と