里芋、一皮むけば美人

今から2年前の平成27年冬(11月)、私の夫が夫の姉であるSさんの自宅に所用で訪れた際に里芋を頂いて帰ってきた

 

「この里芋、お昼にSさんが蒸かしたのをご馳走してくれたけど美味しかったよ」とは夫の感想

 

表を覆っている皮とは裏腹に一皮むくと色白できめ細かいしっとりとした肌のこれぞ美人里芋

 

早速夕飯のお総菜に”里芋の煮っ転がし”をつくって食べてみると、その美味しさは格別だった

 

煮込んでも煮崩れすることは無く、口に入れてみればあくまで柔らかく、味も良く、正に ”100点満点の里芋” といっても過言ではないほど

 

この美人里芋にすっかり惚れ込んでしまった私は早速Sさんに電話でお礼を言って後、里芋のルーツを伺うと福井産の越前里芋でSさんは毎年注文して現地から取り寄せているとのことだった

 

それからは私もシーズンに入ると里芋を取り寄せるようになり、今年は去年に次いで2回目となる

 

11月前後に届くが、まとめて5キロほどを注文するので段ボール箱に沢山入ってくる

 

届いた里芋はお天気の良い日にベランダの水場でよく洗って泥を落とし、一つ一つを丁寧に拭いて水気を取ってから、新聞紙の上に重ならないように並べて陽に干す

 

半日かけてすっかり乾いた里芋は、段ボール箱に綺麗に並べて日陰の風通しのよい場所に保存すると、腐ることもなく長持ちして長期間にわたって美味しい里芋料理が食べられる

 

私は美味しい食材に出会うと、親しい人にも味わって貰いたくなり、相手の好き嫌いも考えずにお裾分けに届けたり、宣伝したりしてしまう 癖がある(根がお節介なんです)

 

 この里芋も例外に漏れず、2~3名の友人にも現地からの郵送を手配した上、我が家に届いて洗って乾かした里芋は小見さん宅と息子宅にお裾分けした

 

お届けしたこの美人里芋はどのお宅からも絶賛で、私は

・・・ほらね、やっぱり、でしょ?・・・と、ニンマリの得意顔で今日も里芋の料理を考えている