結婚式

1月21日(土)、東京は青山の某所にて牧阿佐美バレエ団のカップルによる結婚式が華やかに行われました。

 

一見、俳優の堺雅人似の新郎は牧阿佐美バレエ団プリンシパルの菊池研さん、宝塚向き容貌の新婦は同じく牧阿佐美バレエ団ソリストの三宅里奈さんです。

 

バレエダンサー同士の結婚式ともなれば大勢の人たちに集中して見られることには慣れているのかと思いきや、やはり結婚式ともなると思いが別物らしく緊張している様子が伝わってきました。(そういえば私も・・・と遙か昔を思い出しました)

 

新郎の菊池さんと私は彼が17歳で牧バレエ団に入団した時からダンサーとバレエミストレスという関係での15年程のお付き合いで、昨年の私のスタジオの40周年記念発表会に於いては彼に「くるみ割り人形」の王子役を好演していただきました。

 

一方、三宅里奈さんは新国立劇場バレエ団研修所卒業後に牧阿佐美バレエ団に入団してこられましたが、彼女が研修所在籍中に私が振り付け担当をした「シンデレラ」の”春の精”を好演していただいたのが里奈さんと私とのなれ初めとなり今日に至っています。

 

バレエ団のダンサーたちの結婚式に出席すると、彼等の生まれてからの生い立ちや好き嫌いなどが語られて意外な部分に驚かされることがありましたが、今回は菊地さんの趣味が”園芸”と聞いた時には私だけでなく出席者皆が驚きました。

 

バレエ団で日々一緒に仕事をしている時の彼からは草花に携わっている姿は想像もつかない事でしたが、考えてみればそれくらい ”人のプラ一べートに関しては他人は殆どのことを知り得ない”  ということに気づかされる瞬間でもありました。

 

ともあれ、お二人は大勢の来賓に祝服される中、お互い人生の伴侶を得ての新たなる出発を果たした訳です。

 

菊池研さん、三宅里奈さん、どうぞ末永くお幸せに!