第26回発表会(その3)

スタジオ設立40周年記念なのだから「くるみ割り人形」全幕を上演すれば? と何人かに言われた

 

全幕となると前奏やら休憩を入れて計算すると約2時間近くになる

 

ほかの盛りだくさんの作品と合わせると上演時間が6時間以上になってしまい、9名の男性ゲストでは収まらず経費もぐんとアップする上「くるみ割り人形」以外の作品を豪華に設えることも難しくなってしまうので、やはりこの案は取り下げることにした

 

その代わりに、第1幕 ”雪の国”と 第2幕 ”お菓子の国” の上演を決めた

 

このスタイルでの上演は2008年<第21回>にも上演しており、今回で8年ぶりの2回目となる

 

雪の精を踊る生徒は第21回が高校生以上で踊ったのに比べて今回は高校生は2~3名でほとんどが中学生でのキャスティングだった

 

こうなると次の悩みは衣装のことになる

なぜなら雪のシーンンを上演するならなんといっても故ジャック・カーター版に基づいた振付構成にて行いたく、当然衣装も牧阿佐美バレエ団所有のJ・カーター版をお借りしたい

 

三谷総監督からは心良い許可をいただいたものの、中学生の体形でバレエ団の大人用の衣装を着こなせるかどうかが難問だった

 

勿論ほかにも貸してくれる雪の衣装は沢山あったのだが私がこだわった

・・雪のシーンをやるならコールドには是非とも牧バレエ団のあの衣装を着せて躍らせたい・・・

 

私がこだわった雪の精の衣装は20年以上も前に英国人のデザイナーによって制作され、既に牧バレエ団の様々なダンサー達が着用して傍で見れば白は殆どグレーに見えるし、生地も傷んでいた

でも生徒達が着用してステージで照明を浴びれば世にも美しく蘇ることを私は確信していたのだ

 

幸い初演を踊った牧バレエ団のダンサーたちは比較的小柄で痩せた人達が選ばれていた為、衣装をを合わせてみたら2~3名に手直しが必要だった以外はすべてがOKだった

 

振り付け内容も少しステップを減らしたり変更はしたが、構成は変えることなく生徒たちは努力し、そして頑張った

 

私の願いも想いも叶って本番の”雪の国”は自分のスタジオの生徒を自慢するのもおかしいが、クララ・コールド・主役・皆が中々の出来だった・・・ 嬉しかった

 

さて、(その4)では第2幕についてお話します