徳利蘭とミーコ

 猫のミーコと私の母の形見ともいえる観葉植物の

徳利蘭(とっくりらん)の話です。

 

ブログを始めた平成13年頃はミーコはこの徳利蘭の葉先が大好きで、特に春先の柔らかい新芽は彼女の狙い目でした。

 

自分の口が届かない場所にある新芽は、「ニャーゴニャーゴ」と催促して、私に鉢を少し斜めに倒すサービスをさせて満足気に食べていたものです。

 

お陰でその頃の徳利蘭の姿は葉先が上から下に長く伸びて揺れる特徴のある姿とは異なり、繊細さの欠けた気の毒な姿になっていました。

 

ところが最近のミーコは徳利蘭の葉先を口に挟み、噛み切ってから食べようとするのですが、その作業が出来なくなってきており、今日も口に挟んで努力していましたが、やはり噛み切ることはできませんでした。

一方、徳利蘭の方はお陰さまで(・・と本人が思っているかは?)、食べられる事を逃れた細い葉先が少しのウエーブを伴ってゆらゆらと垂れ下がり、年季の入った徳利蘭らしい姿に返り咲きました。

 

私は徳利蘭には母の気持ちが宿っているような気がしていて、いつもこの徳利蘭を見ては安心のようなものをいただいています。

 

徳利蘭の側に立てば喜ばしい事ですが、ミーコの衰えとも思える歯と顎の力の低下は私にとっては寂しくもあり、今の心境はちょっとばかり複雑です。

 

全てが望み通りにはにはならないものですね。


ミーコは今年14歳、徳利蘭は37歳、私は・・・・

想像におまかせします。