橘バレエ学校元校長の鈴木延子先生(享年83)が1月21日に急逝されました。
五反田の斎場にて2月1日に通夜、2日には告別式が行われ、斎場は先生と最後ののお別れをするために訪れた人たちで溢れていました。
喪主の香川氏は鈴木先生のご長男で
牧阿佐美バレエ団では長きにわたって舞台監督を務められています。
鈴木先生と私との関わりはある意味特別で、私が初めて牧阿佐美バレエ団の戸を叩いた時、最初にお話ししたのが鈴木先生でした。
暮れ押し迫ったある日に電話もせずにいきなり押しかけて行ってしまった時、既に誰もいないスタジオから出ていらした鈴木先生のお姿は今でも鮮明に覚えています。
スーツにお洒落な帽子を斜に被られてにこやかに鈴木先生は私に言いました。
「アラ!せっかくいらして下さったのに残念ねー、もう今年のクラスレッスンは昨日で冬休みに入ってしまったの。よろしかったら年が明けて○○日に又いらしてくださる?」と・・・
勿論、私は翌年の○○日に待望のレッスンを受けに行きました。
その時の思いは又後日にお話しさせていただくことにして、とにかく私と牧バレエ団との固い結びつきの発端となったことは確かです。
そして鈴木先生からも当時から現在に至るまでにはバレエだけに留まらず様々なことを教えていただきました。
沢山の思い出と共に鈴木先生は旅立たれてしまいましたが、私の心から先生の面影が消えることは無いでしょう。
鈴木延子先生、本当にありがとうございました。どうぞゆっくりとおやすみ下さい。
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