ある日のミーコ

 

ある日私ことミーコは朝食の後、暖かそうな日差しに誘われて・・・

 

ここ何年も乗ったことの無い出窓に乗ってみたら

 

偶然にも、いつもは閉まっている筈の障子があいていて外が見えた

 

覗いてみれば、なにやら懐かしい風景が目に入り

 

しばしの間若かりし頃の思い出に耽る

 

私は名ハンターなので外に出ればトカゲや運が良いと雀をゲットし、持ち帰って主人に名ハンター振りを自慢する

 

 

でも何故か私の女主人はすぐに私から獲物をとりあげて、どこかへ持って行ってしまうんです

 

一度なんて獲ったばかりの雀の子を私から強引に奪い、眼の前で逃がしてしまったんですよ

屈辱です!

 

そんなこんなで、この家から外に出なくなって(出してもらえない)何年にもなるけど、外の世界はやっぱり刺激に満ち満ちている

 

冬が終わって春がきたら、外に出してもらえるよう女主人に頼んでみるつもり

 

出してもらえるかなー?