スコットランドから鉄道の旅(その2)

ご紹介した写真はウィンダムのホテルでの朝食の時のショットです。

 

このホテルは今回のツァーのホテルの中では一番デラックスで、なんでも初代はローラ・アシュレイが経営に関わっていたとか・・・

高台に建てられたホテルの目前には美しい芝生と湖が広がり、これ正に<リゾートホテル>といった風情で、旅の疲れも一気に吹き飛びました。

 

写真の中では小さくしか映っていませんが、鏡の左斜め下(コーナー)に席をとってお食事している若い親子連れの家族がおわかりでしょうか?

 

私好みのイケメンのご主人に感じの良い奥様、何とも可愛らしい2~3歳くらいの娘さんで2日間とも朝食は同じ時間帯に居合わせ少し顔なじみになりました。

 

3日目の朝、主人は私より一足先にチェックアウトを行うためにメイン・ロビーに降りていて私は1人で自身のスーツケースと共にエレベーター待ちをしていた時のことです。

 

顔なじみになった例の家族が1階上からの階段を下りてきて私に

「グッドゥ・モーニング」

ニコリと笑いながら挨拶をして更に階段でロビーへと降りていきました。

 

・・・それにしても遅いエレベーター・・・

と中々上がってこないエレベーターにイライラし始めていたらタタタ・・・と足取り軽く先ほど降りて行った家族のイケメンのご主人が上がってきて私に

「エレベーターは今、故障していて来ませんよ」(勿論イングリッシュで)

と教えに来てくれたのです。

 

それだけでも驚きなのに私がスーツケースを持とうとすると、さっと「私が・・」と軽々と持ち上げてロビーまで運んでくださいました。

 

親しくおしゃべりした訳でもなく泊り客同士の中では縁あってよく出会ったというだけなのに当然のようにさりげなく(そこが又かっこ良い!)助けてくれるなんて感激!

 

早速、既にロビーで待機していた伊藤先生にそのことを話すと

「あら、サッチャン、ラッキーだったわねー。彼みたいなタイプ、私もだーい好き」

 

そのとき二人の心は、うら若き日に戻ってチョッピリ恋する乙女となっていました。