7月11日 朝9時半頃です。
関東に上陸すると思われていた台風8号の気配はなく清々しい晴れ渡った朝でした。
ベランダに出て目にした富士山は綿菓子のような雲の上にまるで浮いているかのようで、こんな富士を見るのは初めてでした。
冬には真っ白に雪化粧をしていたのに今では程よい雪を残して薄靄の中、雲にまみえて佇んでいる姿は本当に素敵でした。
梅雨の間はずっと雲隠れしていて久しぶりだったこともあるのですが、いずれにしても富士はそのつど装いを変えて私の目と心に新鮮な感動を与えてくれます。
カメラのレンズを目いっぱい近づけての富士と、遥か遠くにある富士。
どちらの雰囲気も気に入ってしまい、同じ瞬間に撮影した富士山2カット両方をご紹介してしまいました。
ふと思いました。
バレエになぞらえれば、富士はさしずめ主役のバレリーナ、雲は優秀なコール・ド・バレエ(群舞)、太陽が最高の照明で背景の自然は壮大な装置なのでしょうか・・・
雲を動かす風は音楽の役目に似て当然ながら私達人間は我儘な観客ですね。
憧れの富士山、そしてやっぱり私はバレエが好きなんです。
コメントをお書きください