A・M・プリセツキー氏は世界的バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤを姉に、名教師として知られるメッセレル夫妻を叔父叔母に持ついわばバレエ界のサラブレッドです。
経歴を紹介します。
ロシア共和国功労芸術家の称号を持ち現役ではボリショイ・バレエ団で活躍後、キューバ国立バレエ団(ホセ・カレー二ョの出身バレエ団)にてプリンシパルとして活躍。
現役引退後はローラン・プチの<マルセイユバレエ団>モーリス・ベジャールの<20世紀バレエ団>にてバレエマスターと作品の振付を担当。
この他世界各地のバレエ団に招聘され、作品の振付や振付指導を行い、ローザンヌなど各地で開催される国際バレエコンクールの審査員も務める。
牧阿佐美バレエ団では1989年3月4・5日の「ドン・キホーテ」(初演)をかわきりに「ロメオとジュリエット」「椿姫」の演出・振付ほか、「ジゼル」「白鳥の湖」の振付指導を行っています。
私はプリセツキー先生の作品の振付すべてにバレエミストレスとして関わらせていただいており、多くのことを経験し勉強させていただきました。
先生の紹介により今は亡き世界的振付者のローラン・プチ氏にダンサーではホセ・カレー二ョ氏や ウバーロフ氏をゲストに招聘して素晴らしい作品や華麗な踊りに出会うこともできました。
このたびの13年振りの再演「椿姫」では久方振りにお仕事をご一緒させていただき本当に幸せでした。
先生も私との仕事をとても喜んでくださり、終演後は又の再会をお約束して写真を何枚か撮っていただき、そのうちの1枚をこのたび皆様に紹介することにしました。
先生は今年76歳になられましたが何時までもお元気にご活躍していただきたいです。
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