「白鳥の湖」とのながーい付き合い

牧阿佐美バレエ団「白鳥の湖」が6月 15・16日に五反田の (ゆうぽうと)で上演されます。

私はバレエミストレスとして主に主役・ソリストの指導を担当し、月曜~金曜の12時40分~17時迄中野のバレエ団にてリハーサルの毎日です。「白鳥の湖」は牧阿佐美バレエ団の数あるレパートリーの中でも一番上演回数の多い作品です。私がバレエミストレスに就任した1982年から現在に至るまで本公演と地方公演を合わせた回数はざっと30回以上で、この間には演じる主役も川口ゆり子さん 草刈民代さん・酒井はなさん・上野水香さん そして今回の伊藤友季子さん・青山季可さんと時代とともに代わっていきました。当然ソリスト・コールドも入れ替わって今では初演に出演したダンサーは1人もいなくなりました。         私達の役目は ダンサー達を指導して質の高い作品に仕上げていくことと、振付者がデザインして創り上げた作品が回を重ねるごとに意図としたスタイルから外れることの無いよう、責任を持って行うことです。                                          「白鳥の湖」は古典バレエの代名詞ともいえる名作だけに何十回ミストレスとして関わってもやればやるほど奥が深く魅力的で、その都度新しい発見があり勉強の連続でもあります。今後、何回ミストレスとして関わっていかれるか解りませんが、死ぬまで関われたら本望だと想う今日この頃です。